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警策(けいさく)のお話
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 パシッ!パシッ! ピンと張り詰めた禅堂のなかに響き渡る「警策」の音。 これまで坐禅会に参加した経験がない人でも、映像や写真などを通して、そうした光景を一度はご覧になったことがあると思います。

 坐禅会でお馴染みの警策についてお話します。

 臨済宗では「けいさく」曹洞宗では「きょうさく」と呼ばれており、この棒状の法具は、長さが約1メートル、その材質は、樫・栗・桜・檜などです。 手に持つ部分は、四隅の角を削って握りやすくしてあり、先端にいくにしたがって扁平状になっています。
  主に、禅堂内の指導監督を行う直日(ジキジツ)や、それを補佐する助警(ジョケイ)といった役の人が持ち、堂内での坐禅の状態を点検して回ります。

 その歴史は、さほど古くはありません。現在、私たちが目にする警策のルーツは、中国の明末清初期(一七世紀頃)から使用されはじめた「香板(こうばん)」または「香版(こうばん)」という法具です。 見た目は警策とほとんど変わらないのですが、目的に応じて数種類の香板が使い分けられていました。
  日本へは中国から渡来した黄檗僧によって伝えられ、昏沈(居眠りなどの朦朧とした状態)を戒める「巡香(じゅんこう)」香板と、堂内での雑談を戒める「散香(さんこう)」香板の二種類が採用されました。
  やがて、これらは一本化され、もともと「戒め励ます」ことを意味した「警策」の語が、この法具の名前に当てられたと考えられます。

 警策を受けたいときには、警策を持った人が近くを巡回する際、そっと合掌してみて下さい。両肩(肩甲骨と背骨の間あたり)に、それぞれ、夏は二発ずつ、冬は四発ずつ受けるというのが一般的です。 これは、夏と冬とでは、着ている衣の厚さに差があるからです。
  打つ側も打たれる側も真剣そのものです。このとき、意外と大きな音がしますが、音から想像するほど痛くはありません。 むしろ、血行が良くなって身体の凝りがほぐれ、睡魔に襲われていたときなどは、清々しい爽快な気分になります。

 禅堂の中央に文殊菩薩(聖僧)が祀られています。 警策とは、直日や助警が、その文殊菩薩に代わって打つ慈悲の棒だと、かつて、道場の先輩に教わりました。
  「あの棒で叩かれるのは、ちょっと・・・」と躊躇っている人も、まずは坐禅会に足を運んで坐ってみてください。 警策が決して参禅者を萎縮させる恐怖の棒などではないことが、お分かり頂けるはずです。

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